あぁ、困った。
本当にこんなことになるなんて。。
誰が予想しただろうか。
本来ならば、旧正月明けの工場稼働は、2月3日からの筈だった。
あれよ、あれよと言う間にとんでもないことになっちゃって。。
政府の通達で、2月9日まではダメということになり、
それが、また、昨日の話では、外地の子が戻ってから、14日間家にじっとして、
問題ないとわかってから、働かせるように。。だと。。
2月9日の時点で、工場再開における諸処の条件というのがあり、
申請して政府のOKが出れば、工場操業となる。
比較的地元民が多い、事務所などは、行けるのかも知れないが、
我々のような繊維業は、
外地のワーカーが多い、弊社などは、多分、難しい。
ワーカーのマスクや、工場の消毒なども全て工場手配が必要。
政府は、あれもダメ、これもダメ。
お金も出さず、偉そうに漢字ばっかで指示するだけ。
ワーカー、何人おると思ってるねん。
マスク、今どこに売ってるねん。
一体何個必要だと思うてるねん。
ただでくれるんか。
工場から感染者出た場合は、工場に罰金。罰金好きな地方政府。
アホか。
ただ、実際、浙江省はかなり感染者が出てて、工場のあるあたりも封鎖に近い状態になっている。
うちのワーカーも戻ってこれないんじゃないかな。
危険地域に置いてきぼりされている旦那は、弱気になっていて、ウイチャットで
情けない事ばかり言ってくる。
旦那さんはかなり早い時点で、無策の政府と争うのも無理、工場操業に関して
2月は無理。3月から始動しよう。って言い出してた。
え!?
2月頭だった工場操業が、3月頭に??
それ、ちょっと無理ちゃう?
とにかく、貴方(ワタシの事)まだ帰って来ない方がいいわ。
こっち、とても貴方(ワタシの事)みたいな外国人生活できる状況ではないから。
やはり、武漢を封鎖して、人々の動きを止めていたけど、実際に、ワーカー達が
それぞれの仕事場に戻るために動き出すと、またウイルス拡散の心配がある。
今、どこの街もそれを一番恐れている。
ワタシも最初は、3月からのスタートなんてと思っていたけれど、実際は、かなり現実味を帯びてきた。。
2月10日までからしか、工場スタート出来ないと言う事であれば、2月9日に戻ってきたワーカーは、自宅待機2Wで、2月25日くらいからしか働くことが出来ないと言うことになる。
もう色々考えても無駄。
下手すると、3月半ばまでずれ込んでしまう可能性だって十分に。。
とりあえず、ワタシは、しばらくこちらに滞在することに。
だって、ワタシ、日本の実家は、兵庫の山奥なので、武漢帰りではないけれど、
中国帰りというだけで、田舎の母が肩身の狭い思いをしそう。
JAL様にお電話し、帰りのチケットの日にち変更をお願いした。
しかも、この変更は手数料もなしで、何度でも変更できると言うことだった。
ありがたいことだ。
JAL様。ありがとうございます。
今は、月末の戻りにチケット変更したけれと、
この先の様子を見ながらまた、変更もできる。
我々の、もう一つの別の工場は不織布製造の工場なのであるが、こちらはコロナ特需で2月の初めから操業してる。
不織布が必要らしい。政府のお達しでこちらは大忙し。
不織布というのは、医療用に使用されることが多い。
もともとこの不織布工場は、アメリカ向けの医療用品を作る工場に出荷されることが多かった。
こちらの工場は、ほとんど機械仕事なので、人手は余り必要ない。
日本のお客様との間は、明日かまた、お話ししていかないといけないんだけど。
本当に迷惑かけるなぁ。
でも、今回の場合、しょうがない。
2020年、もう終わったな。
正直、営業的には、そんな感じ。。
チャイナリスクってのを改めて思い知らされた今日この頃。。。
南通の某工場。
早めに操業して、経営者は刑務所に入れられちゃった。
2月の刑務所は寒くて厳しそう。
やっぱ、この際、日本の客様には頭下げまくって、状況説明した方がいいな。